アメリカ合衆国初代大統領ジョージ・ワシントン。
彼は若い頃から虫歯が多く、28歳で入れ歯を使用していたそうで、大統領就任時には下の歯が1本だけ残っている状態でした。
当時の入れ歯は現代の吸着するタイプと異なり、上下の入れ歯を金属のバネで連結し、そのバネの力で粘膜に押し付け固定する仕組みになっていました。
また、鉛合金に蜜蝋を塗布した物に大鹿の牙を削って作った人工の歯を並べたものだった為、なんと重さが1.3㎏もあったそうですฅ(º ロ º ฅ)!!
そんな重たい入れ歯が落ちないようにする為には非常に強力なバネを付けなければなりません。
口元の力が緩んでしまうと入れ歯が勢いよく飛び出てしまうので、常にしっかりと噛み締めておかなければならない大変不自由なものでした。
後にワシントンは最後の1本も失ってしまいます。
何度も総入れ歯を作り替えたようですが、支える歯が無いので安定せず、顔の形も変わり明瞭な発音が出来なくなってしまったので、人前で演説することが嫌になってしまいました。
そのことが理由で、圧倒的な支持を得、大統領三選確実でしたが自ら辞退しました。
ワシントンは咽頭感染症・肺炎の為、64歳で亡くなっています。
前回お話させていただきましたが、歯が無くなれば無くなるほど感染症にかかるリスクが高くなります。
毎日のケア+定期的に歯科医院でのケアを受け、1本でも多く歯を残すように心掛けましょうね♪