虫歯などで歯を削ったり失ったりした際に、その部分を詰め物や被せ物・入れ歯で補いますが、これらは歯科技工士が1つ1つ手作りしています。
現在は国家試験に合格し免許を持った者が作っていますが、遥か昔は誰が作っていたと思いますか?
答えは仏師。
そうです、仏像を彫る仕事をしている人です!!
歯と仏像…ピンとこないですよね(•́ω•̀ ٥)
この入れ歯は室町時代のもので、材質はツゲの木です。
当時は仏師が仏像を彫る合間に作っていたそうです。
その後江戸時代になると入れ歯師という人達が現れ、専門職になっていきました。
材質は異なりますが、姿形は現代のものと同じですよね♪
粘膜に吸着させて使うという理論も同じです。
強度を持たせるために奥歯の噛み合う面に鋲を打つなど、実用性もちゃんと考えられています。
歯科医療も進歩し、失った歯はブリッジやインプラントで補うことが可能になりました。
しかし、歯科技工士がどんなに良いものを作ったとしても自分の歯に勝るものはありません!!
1本でも多く自分の歯を長く使えるように、しっかりはみがきをしましょうね (✿´ ꒳ ` )ノ