日別アーカイブ: 2014年4月23日

生えてきた乳歯の形がV字…いや、双子の歯Σ(º ロ º๑)

乳歯では2~5%の確率でこのような歯が生えてくることがあります。
このように2本の歯がくっついて1本になっている歯を『癒合歯』と言います。
くっついている境目がハッキリしているもの、境目がなく普通の歯よりも少し幅が広いものetc…様々です。
引っ付く頻度が高い場所は下の真ん中から数えて1番目と2番目・2番目と3番目で、ほとんど前歯に現れます。
癒合歯を1本と数えれば、通常より本数が少なくなります。

治療としては分離することは一般的になく、癒合歯そのものに対する処置は必要ありません。
しかし、引っ付いている境目がハッキリしている場合は虫歯ができやすいの埋めたりすることがあります。

将来生えてくる永久歯ですが、45%の確率で本数が少なくなります
もちろん正常に生えてくることもありますし、まれに永久歯も癒合歯として生えてくることもあります。
先に挙げた2パターンの場合、生え変わる時に乳歯と永久歯の数や幅が合わず生え変わりが上手くいかないことがあるので、時期を見て意図的に抜歯をする必要があります。

自分自身の歯のことより、子供のことはすごく不安にも心配にもなりますよね。゚(゚´Д`゚)゚。?
当医院では無料相談を行っております。
どんなことでも結構です。
分からないこと・心配なこと、なんでもご相談ください(。・ω・)ノ゙ !!


こんなところに歯が隠れてたΣ(゚∀゚ノ)ノ

前回のブログで『先天欠損歯』についてお話しましたが、その逆で本数が多い場合もあります。
それを『過剰歯』と言い、約3%(30~40人に1人)の確率で、ほとんどが上の前歯付近に現れます
過剰歯は骨の中に埋まっていることが多く、レントゲン写真を撮影した時に偶然見つかることが多いです。
原因は、歯の元となる「歯胚(しはい)」が過剰に作られたり分裂したことだと考えられています。

この過剰歯は普通に生えている歯とは違い、キレイに生えてくることが少ないため、その付近の歯が押されて歯並びが悪くなったり永久歯が生えてこられなかったり、のう胞の原因になったりと悪影響を及ぼす恐れがあるので抜歯をすすめることが多くあります。
もし抜歯をするとなると、骨を削る簡単な手術が必要な場合があります。
手術自体は局所麻酔を使用し、1~2時間程度で終わります。
術後1週間くらいは痛みや腫れが出ます。

歯が本来の数より少ないこともビックリしますが、多いこともビックリしますよね!!