日別アーカイブ: 2016年5月30日

キシリトールと歯に良い食べ物

1)キシリトール

2)歯に良い食べ物

キシリトール

キシリトールは天然素材の甘味料で、シラカバやカシを原料におもにフィンランドで生産されています。
身近なところでは、イチゴやラズベリー等の果物やレタス、ホウレンソウ、カリフラワー等の野菜などに含まれています。
口腔内での作用ではう蝕抑制効果が上げられます。
キシリトールの摂取を続ければプラーク形成が約50%抑えられる。
また唾液分泌が促進され口腔内の防御機構の活性が高まります。
キシリトールガムで、50%以上キシリトール含有のものがう蝕予防に効果があるとされています。

キシリトールガムを上手に取り入れて虫歯のない歯を目指しましょう!

歯に良い食べ物

カルシウム、ビタミンA、ビタミンCを含む食品は歯を強くしてくれる食品です。

カルシウムは、魚介類、海藻類、牛乳、乳製品のチーズ、ヨーグルトなどです。

ビタミンAは、にんじん、パセリ、海苔、ワカメなどです。
ビタミンAは歯のエナメル質を強化します。

ビタミンCは、パセリ、ピーマン、ケールなどで、オレンジやみかんなどの柑橘類もビタミンCは多いですが、食べ過ぎると歯のエナメル質をやわらかくしてしまうので、気を付けてください。

歯に良い物を食べて、食べた後はしっかり歯磨きしてくださいね。


硬い歯ブラシは、いいの?

先日、患者さまにこんなご質問をいただきました。
「わたし、硬い歯ブラシを使ってるんですけどいいですか?」と、聞かれました。

答えはYesです。

歯ブラシの毛の硬さはお好みに合わせて使用していただいて良いです。
ただ、気をつけたい点が2点あります。

①指を添えて歯ブラシを押し付けないこと
②ゴシゴシ大きく磨かないこと

あまり硬い歯ブラシで歯の際を磨いてしまうと、回数を重ねるうちに歯が削れてしまうことがあります。
それに伴い、歯茎に傷がつき、歯茎がやせてしまいます。
症状としては、知覚過敏になることもあります。

これからの時期は、冷たい飲み物を飲まれる機会が増えてきます。
歯磨きのあと、うがいをして歯茎がヒリヒリとしみる感覚があればそれは傷がついている可能性があります。
毛の硬さが硬めであれば、磨く力加減に気をつけてみてくださいね。