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お口のエイジングケアのお話

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今日は、お口もエイジングケアというお話です、
健康や美容に影響をもたらす、歯ぐきは肌や髪の毛と同じく年齢とともに
変化します。そんな歯ぐきを美しく健やかに保つ秘訣の一つとして、だ液の力に注目しています。

年齢を重ねても美しくあるために、肌や髪を念入りにお手入れすることはあっても、歯ぐきのエイジングケアについて考えている人は少いのではないでしょうか。実は、歯ぐきの構造は肌とよく似ていて、内側はコラーゲンで満たされた結合組織、外側はターンオーバーが盛んな上皮組織です。そのため、肌と同じように加齢する影響を受けやすい箇所。歯ぐきの細胞の活性が低下すると、「やせる」などのおとろえが見え始めます。
また年齢とともに免疫力が低下し、細菌などへの抵抗力がおとろえることも、歯ぐきの健康が脅かされる原因となります。
歯ぐきがおとろえてくると、上皮組織の歯ぐきの細胞同士の結合がゆるんでしまうことから、細胞間に歯周病原因子が入りやすい状態になってしまいます。
歯ぐきと周辺組織に炎症が起きる歯周病は、自覚症状が少ないまま進行し、最悪の場合には歯を失うこともある恐ろしい病気です。予防するには、健康で抵抗力の高い歯ぐきを維持することが不可欠です。適切なエイジングケアを習慣にして、魅力的な口元を保ちましょう。

お口のエイジングケアに力を発揮するものの一つが「唾液」です。消化を助け、口の中を清潔にする働きがある唾液は、むし歯や歯周病の予防、老化防止などにも役立つと言われています。また侵入してきた細菌を退治したり増殖を抑えたりする効果も知られていて、唾液中のムチンという粘り気のある成分は、細菌を凝集(一箇所に集めること)させて口の中から排出する作用を持っています。
唾液は、噛むという刺激が脳に伝わることで分泌されます。飲酒や喫煙なども唾液の分泌量を減らす一因です。唾液が減ると、むし歯や歯周病になるリスクが高まる、口臭が強くなるなどのトラブルにつながる恐れがあります。
お口と体の健康に深い関わりをもつ唾液をたくさん出す秘訣は、よく噛むこと。併せて、唾液線がある場所をマッサージすることも効果的です。
さらに、毎日のブラッシングで歯ぐきを優しくマッサージすることも、お口の健康そして美容維持に役立ちます。