今日はセルフケアについてお話しします。
食後に歯ブラシをする事は習慣化されていると思います。
そこにプラスで食後にシュガーレスガムを噛む事で刺激唾液がたっぷり分泌され、速やかにPHを上げ、溶け出したカルシウムを歯に戻す事が出来ます。
(※PHとは…唾液のpHは唾液中の炭酸塩やリン酸塩によって一定に保たれており、この機能をpH緩衝作用といいます。 しかし、何らかの原因によってpH緩衝作用が上手く働かずに口腔内が酸性に傾くと歯が溶けてむし歯になり易くなります。 とくにpHが5.5より低くなると脱灰(エナメル質が溶け出すこと)が起こり始めます。)
食後の口腔内は酸性になり、歯からカルシウムが溶け出します。
唾液を沢山出し唾液が早く臨界PH以上に戻す事が虫歯や酸蝕症の予防に繋がります。
唾液の役目には『自浄作用』『緩衝作用』『再石灰化作用』などがあげられ、中でも虫歯が多い患者様に特に重要なのが刺激唾液です。
咀嚼する事で分泌される刺激唾液は、咀嚼しない時の安静時唾液に比べて口腔内のPHを上げる重炭酸塩という成分が約10倍多く含まれており、分泌速度は6倍なので、緩衝作用は最大60倍(10×6)になります。
食後にシュガーレスガムを噛む事が習慣化になれば良いですね(^O^)‼️