日別アーカイブ: 2021年7月28日

ー根面むし歯(ルートカリエス)の予防ー

 

根面むし歯(ルートカリエス)とは、歯の根の表面に出来るむし歯のことです。

通常、歯の根の部分は歯肉に覆われており、見えていません。
しかし、歯周病などで歯ぐきが下がり、歯の根の部分が露出する、
また、歯周ポケットが深く、お掃除しにくい環境になることで、
歯の表面に虫歯ができてしまうのです😢

 

歯は歯冠(しかん)という歯の頭の部分と、歯根(しこん)という根の部分に分かれており、
歯冠はエナメル質という強い構造で作られていますが、歯根はセメント質という薄いコーティングがあるだけです。
そのため、歯の根は虫歯に対しての抵抗力が弱い部分なのです。

また、歯根の表面に虫歯ができると、歯髄(歯の神経)までの距離が近く、虫歯が歯髄に届きやすいこと、できる場所が歯茎の下や近くで見つかりにくく見えにくいため、治療がしずらい虫歯です。
特に歯と歯の間などは、鏡で表面から見るだけでは見つけにくいため、虫歯が進行して被せ物が外れたり、そこから歯が折れてしまったりする事態を招きます😨

 

根面の虫歯も、やはり定期検診や歯科でのお掃除など、きめ細かな予防が重要です!!