小さな子どものいる保護者の役割はご飯作り・幼稚園や習い事などの送り迎えetc.多種多様で大忙しです。
どんなに忙しくても「歯磨きだけは何としてでもさせなくては!」と気合が入りすぎて表情が険しくなっていませんか?
すんなり歯磨きをしてくれたら、こんな表情にならなくて済むのに…。
改めて、子どもに対する歯磨きの悩みってなんでしょうか?
*過半数が『〜してくれない』悩み
「子どもの歯磨きについての悩みは何か」と調査した結果、トップは1歳から12歳までの子どもをもつ保護者のいずれも「させてくれない」「してくれない」の答えで、合わせて半数以上を占めていました。
特に子どもが自分自身で歯磨きを“してくれない”悩みは、低年層から学童期になると倍増しています。
そんな中、保護者はどのように対処されているのでしょうか?
*『〜してくれない』悩みにどう対応している?
調査の結果、年齢が低い場合は「キャラクター歯ブラシなど」子どもが興味を持つもので“〜してくれない”悩みに対処しようとする保護者が、回答の1/3を占めています。
まず興味を持ってもらうことは大切ですね♪
私も4歳の娘を持つ母親ですが、気を引くためにご褒美としてキシリトールタブレットをあげています。
6歳から12歳と年齢が高くなってくると、「保護者も一緒に歯磨きしている」「保護者が叱って歯磨きをさせている」「歯科医師から直接子どもに言い聞かせてもらう」と、
保護者がなんとか対処しようといろいろ頑張ってらっしゃる様です。
*少し視点を変えて…
「〜してくれない」という気持ちに注目し、これを『くれない病』とよんでみます。
「〜してくれない」という気持ちの裏側には、相手に対してこうしてほしいという要望や期待があって、思い通りにしてほしいという気持ちがあるのに、それが叶えられていない状態があります。
このようなとき、相手が悪いと思って怒ったり、悲しい気持ちになりやすくなります。
「くれない病」は、自分自身が相手に無理な要求をしている時、つまり、要求のレベルが相手には高すぎたり、やりにくいことだったり、要求が相手に正確に伝わっていないことが原因で起こります。
例えば、2歳の子どもに、保護者の仕事の都合や虫歯ができる仕組みを理解してもらうのは難しいですよね。
3歳の子どもには平均的な「こうしましょう」という事柄が、いま目の前にいる子どもの気質・性格・体調・発育状態に合っているかどうかはわかりません。
大人でも気分がのらない時があったり、機嫌の悪い時があったりしますよね😅
お話がわかる年齢になっていても、自分がこうするべき、こうあってほしいと思い込んでいただけで内容を正確に伝えていなかった!ということだってあります。
無理なことを要求していないか、ちゃんと伝えているかがポイントになります。
相手に合わない要望をしていると、いつまでたっても「くれない病」は治らず自分の思い通りにはならないのです。
思い通りにならないことは、ストレスの定義の1つとされていて、それは要望(思い)のレベルを調節して小さくすることができます。
*歯磨きは『ふれあいの時間』
「なんとしてでも歯磨きを!」と頑張りすぎないで、歯磨きを「ふれあいの時間」と捉えてみませんか?
仕上げ磨きが必要な時期は、育児も大変忙しい時期です。
歯磨きだけでなく他にも「○○○させなきゃ!」がたくさんで目が回りますよね。
だからこそ思い切って歯磨きの時間を保護者も子どもも一緒に一息つく「ふれあいの時間」として捉え、慌てずに、ほっぺを触ったり、お膝で抱っこしたりしながら、ゆっくり歯磨きにつなげていくのはいかがでしょうか😍