みなさん、起床時のお口の臭いがきになると思われたことはありませんか?1日の中でも特に臭いがキツくなる時間帯です。今回は寝起きのお口の臭いについてお話しします!
口臭の要因はいくつかあります。
①口腔内の細菌活動: 睡眠中、唾液の分泌が減少し、口腔内の細菌が増殖するためです。これらの細菌は食べかすや残留物を分解し、揮発性の有機化合物を生成します。これらの化合物が口臭の原因となります。
②口の乾燥: 寝ている間は唾液の分泌が低下し、口の中が乾燥しやすくなります。乾燥した口腔環境は細菌の増殖を促進し、口臭を悪化させる要因となります。
③睡眠中の呼吸: 寝ている間は口が開いていることが多く、口呼吸になることがあります。口呼吸は口腔内の乾燥を助長し、口臭を引き起こす可能性があります。
④食べ物の摂取: 寝る前に食べたり飲んだりしたものが口腔内に残留している場合、それらの物質が細菌のエネルギー源となり、口臭を引き起こすことがあります。
これらの要因で口臭がキツくなってしまうことがあります。対策をして口臭を予防していきましょう。
①寝る前の歯磨きを朝、昼よりも丁寧に行う。食べかすが残らないように歯みがきを丁寧に行います。歯みがきだけではなくデンタルフロスも欠かさないようにしましょう。これだけでも起きたときの口臭が大幅に軽減します。食べカスなどは睡眠中に増殖する細菌の栄養となるからです。
②舌苔(ぜったい)があれば取り除く。舌苔とは舌の表面の汚れのことです。悪臭の原因になる細菌の半分以上は、舌の上で増殖するからなのです。これがあると細菌が繁殖しやすくなってしまいます。舌の色がピンク色ではなく、白、または黄色くなり苔が生えたようになっていれば、定期的に専用のブラシを用いて落としましょう。
③就寝前に水分補給をする。就寝中の唾液の分泌を促すために、就寝前に水分を摂取しましょう。
④ストレスを抱えた状態で就寝をしない。ストレスによって唾液の分泌は減少します。
⑤臭いのきつい食品やアルコールは口臭の原因となります。これらを過度に摂取しないようにしましょう。
⑥虫歯があると食べかすが残りやすくなるほか、口臭を発生させる大きな原因となります。また、歯周病も虫歯と同様に口臭発生の原因になります。
ご自身で気付きにくいこともあるので口臭についてご不安に思ってることなどがありましたらいつでもご来院いただき相談していただければと思います☺️