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口が開かない?

「口が開かない、口が空きにくい、口を開けると顎の関節や筋肉が痛い」などの開口障害はさまざまなことが原因で起こります。

親知らず周囲の歯肉の炎症(智歯周囲炎)により口が開かなくなることがよくありますが、

顎関節症または解剖学的な原因で起こることもありますので、治療には歯科医院で正しく鑑別判断してもらう必要があります。

診断する上で大事な情報として

①口が開かなくなった時期(ずっと前からか・最近急に開かなくなったのか)

②痛みはあるのか・痛いのはどこか(顎の関節や顎やこめかみの筋肉か)

③口を開け閉めする時音がするか(カクン、ジャリジャリなど)

といった項目があり、詳しく説明できるように要点をまとめてきてもらえると、情報の取り漏れがなく、正しい診断に繋げることが出来ます。

 

 

開口障害の原因が智歯歯周炎などの炎症が原因の場合には、炎症が治れば自然に治ることもありますが、多くは抗生物質で炎症を抑え、原因歯を抜歯することで治ります。

顎関節症が原因の場合には、咀嚼や靭帯の痛みによるもの、関節円板(顎をスムーズに動かす軟骨でできた組織)の偏位によるもの、顎関節の変形によるものなど6種類の鑑別診断が必要とされ、マウスピースを使用するなど、それぞれに対する治療法が異なります。

 

噛むこと

噛むことによる効果には

胃腸の働きを助ける

歯の病気の予防になる

脳の機能を高める

と言われています。

噛めなくなる原因には虫歯、歯周病、入れ歯が合わない、歯がなくなる

口腔機能低下などがあります。

噛む力が低下すると食べられるものが減ったり、偏ったりします。

噛む力が必要な野菜、肉などが減ります。

特に奥歯を失いそのままにしておくと口の機能低下(オーラルフレイル)から身体全体の虚弱(フレイル)に繋がります。

歯がない方は入れ歯やインプラントをするなどして、噛む機能を回復させましょう。

噛めない・噛みにくいから食べないではなく噛めるようにして食べることが大切です。

 

 

保険がきく、きかない

歯科治療費のしくみを理解する

歯科医院では保険で治療が可能です。
しかし、どこまでが保険でどこまでが保険外なのかよくわからないのが事実です。
そもそも保険治療とはどういったものなのでしょうか?

治療を行うのは歯科医で、治療を受けるのは患者さんです。治療費はだれが支払うということですが、保険外、つまり自費治療というのは患者さん自信が自己責任で歯科医に医療の代償として支払います。これは歯科医と患者さんの自由契約ですので、間に第三者が介入することはありません。しかし、保険治療ということになると話は別です。
3割負担の保険治療であれば、7割は第三者である保険組合が支払うことになります。

治療のゴールというのは、自費においては患者さんが決めることができます。しかし、保険治療の場合。その治療のゴールを患者さんが決定することができない仕組みになっています。ゴールを決めるのは第三者の保険組合です。第三者はゴールと思われる治療を患者さんが受けたのを確認して、歯科医にあらかじめ決まった費用を支払います。
仮に患者さん自身でそれがゴールではないと考えてそれ以上の治療を求めたとしても、第三者である保険組合はそれを認めず、治療費を歯科医に支払いません。それは患者さんが支払うことになるのです。

では、どうして保険治療で患者さんがゴールを決められないのでしょうか?
それは、患者さんの決めたゴールが贅沢だからではありません。保険というシステムが、そういう構造になっているからです。
保険というのは、それに加入する大勢の人たちの保険料で成り立っています。
健康なときには、保険料を支払い、困ったときにみんなで助け合うような図式です。
したがって、もし加入者たちが、それぞれの治療に勝手にゴールを設定して治療費を請求した場合、保険のシステムはそれを支えきれずに倒れてしまいます。
そうならないために、第三者はルールを決めて、システムが破綻しない範囲で、加入者みんなが最低限の治療を受けられるようにしているのです。
決して「贅沢」だからではありません。

・保険適用できない治療
先ほどの第三者の決めたルールにより、保険適用にならない治療があります。
保険が適用にならないのはまず、病気の診断を受けていない人への予防処置です。
保険は病気のある人にしか入り口は開いていないのです。
歯科矯正、陶材で人工歯を作っていれる、金属の入れ歯、インプラントも適用されません。

その他にも自費治療の項目はたくさんあります。保険治療、自費治療、しっかりと説明を受けて、希望を伝えて、相談しながら治療を受けた方がよいでしょう。