私達「人間」の正常な歯の本数は、乳歯・20本、永久歯・32本です。
しかし、約7~8%(12~14人に1人)の確率で生まれつき歯が足りないことがあります。
これを『先天欠損歯(先天欠如歯・無歯症)』と言います。
原因はハッキリとしていないのですが
・歯の退化
・遺伝
・全身疾患(ダウン症・骨形成不全症etc…)
・外傷
・栄養不足
・薬物の副作用
などが考えられています。
先天欠損歯があると歯と歯の間に隙間ができ、いわゆる“すきっ歯”になってしまう恐れがあります。
また乳歯が先天欠損の場合、1/2以上の確率で後に生えてくる永久歯もない場合が多く、噛み合わせや歯並びの問題が出てくることもあります。
もしそのようなことがあっても、特に大きな問題が無ければ治療せずにそのまま様子をみます。
歯が無いことで何らかの問題がある場合は、矯正治療で隙間を埋める、ブリッジや部分入れ歯・インプラントで無い歯を補う必要があります。
当医院でも何名か先天欠損歯があるため、矯正治療を受けているお子さんがいらっしゃいます。
また、乳歯が抜けずに残っているので永久歯が無いことを知らなかった方もいらっしゃいます。
レントゲン写真を撮れば確認できますので、もしご不安な方がおられましたら1度受診してみてください(๑•̀ω•́๑)