歯磨きをしている時に、歯茎から血が出たことはありますか?という問いにほとんどの方が、Yesと答えるかと思います。
歯茎からの出血は小学生の頃から起こる方もいます。
子どもの内は歯肉炎といって歯茎の表面の炎症だけですが、大人になると歯周炎(歯周病)といって歯茎だけではなく歯の根っこを支える骨がなくなる(歯茎がやせる)状況があります。
歯肉炎で歯茎が腫れても、自己免疫ですぐに腫れが引くことが多いですが、慢性化する(腫れた状態が常時続く)と歯ブラシだけで健康な状態に戻すのは困難です。
特に、歯垢(食べカス)が溜まって“歯石”になってもご自身で気づく方は、ほぼいません。
歯石は、歯ブラシで取れないカチカチに固まった汚れなので、歯科を受診して頂きクリーニングをしなければ落とす事ができないです。
そんな、汚れの塊をつけたままにしてると、出血はもちろん、虫歯や口臭や歯周病などあらゆる悪影響を及ぼします。
日常での歯磨きで起こる歯茎からの出血は、ひとつの注意すべきお口のサインだと思い、よく歯磨きするとともに、痛くなくても検診というかたちでの歯科受診をオススメいたします。