根面カリエス

根面カリエスとは、歯の根っこに出来る虫歯のことです。

根面カリエスは若い人には少なく、50代以降は多くなる傾向があります。
これは年齢を重ねるにしたがって、お口の環境が悪くなり歯周病が進行し、歯茎が下がるため、もともと虫歯になりやすい歯根が露出してくることが原因です。

歯に被せ物のがあっても、その下の根っこが露出していれば、被せ物の根元が虫歯になります。
歯と歯の間が連続して虫歯になることも多いです。

根面カリエス(根っこの虫歯)の治療法は知覚過敏の場合とほぼ同じですが、虫歯の進行が著しい場合は、抜髄や抜歯になってしまうこともあります。

予防としては、普通の虫歯予防と同じです。加齢により唾液の減りを感じたりドライマウスの方は、唾液の分泌を増やすより、原因の歯垢の量をできるだけ減らす方が予防として確実です。
そのためには、デンタルフロスや歯間ブラシなどを上手に利用することも重要です。

根面カリエスは、早く発見できれば小さく削って詰めるだけで済むことも多いので、定期検診などでの早期発見を心がけることをオススメします。

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