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歯を抜いた後の処置

歯を失うと、補う方法として入れ歯やブリッジ(橋渡しの被せ)、インプラントなどの方法があります。

処置によっては、歯を抜いてしばらくは傷口の治りを待たなければならない場合もあります。

インプラントは、人工の根っこを歯茎の中の骨に埋め込む処置です。
麻酔をした上での外科手術になりす。
もちろん麻酔は、局所(部分)麻酔なので大掛かりではありません。

ブリッジは、両隣に歯がある、もしくは一番奥などがない場合延長した3本繋ぎの歯にすることもできます。

入れ歯は、歯茎の上に乗せて残りの歯にバネを引っ掛け、固定した上で噛めるようにしますが、何度か調整が必要です。

もし歯を抜いたあと、何も処置をせず放っておくと歯と歯の間隔が広くなり、食べ物がはさまりやすくなります。
噛み合わせも悪くなります。
いずれにせよ、そのままにしておくと食事がし辛くなります。

もし、歯やお口のことで相談したい方は院内でハッピーそうだんを行っていますので、お気軽にご相談くださいね♪
ホームページでも無料のメール相談を行っています!
ちょっとした疑問など、なんでもご相談ください(^ ^)no-translate-detected_1303-9353


治療後なのに歯がしみるのはなぜ?

歯の治療をした時に元々痛みがなかった歯でも、しみたり、痛んだりすることがあります。
神経のある歯につめものをした後にもしみたいりすることがあります。
理由として
・虫歯が深くて神経に近いところまで進行している場合に完全に虫歯を取り除くため神経の近いところまで歯を削り神経が過敏な状態になる。

・歯を削る際、刺激が加わり敏感になり痛みが出る。
その過敏な状態の歯につめものとして金属の物を使用した場合、金属は熱を神経に伝えやすい為、しみることがあります。痛みは数日、数週間、長い人は数ヶ月続く場合もありますが、だんだん治まってきます。
しかし、日常的に、しみや痛みによる影響が出るようなら神経を取らないといけない場合もあります。

ではなぜ?神経をすぐ抜かないのか?

歯の中には神経や血管、細胞が詰まった部分、歯髄という組織があります。
歯髄はミネラルなどを運ぶことで歯の健康状態を守り、歯の組織を変化させたり、修復したりする働きがあります。
その歯髄を取ってしまうと、そうした働きは失われます。
歯髄があることによって、歯に水分が供給され、歯は弾力性があり割れにくく、欠けにくい状態に保たれているので、歯髄を抜くとそうした働きも失われます。
ですから、神経、歯髄を抜く処置はなるべくしないようにしています。

ですが、治療後様子をみられて、しみや痛みが出ておかしいと感じましたら、いつでもご相談ください。


入れ歯(保険と自費)について

まず入れ歯を作成する際『保険の入れ歯』か『自費の入れ歯』か選択していただくことになります。
保険と自費の入れ歯は具体的にどう違うのか?と疑問に思われている方も多くいらっしゃると思います。
今回はその違いについてご紹介します。

・保険の入れ歯のメリット・デメリット
 ◎メリット
  ・保険内で作成する為、費用が少ない価格で済む
  ・作成期間が短いので、お渡しまでが早い
  ・プラスチック製なので修理がしやすい
 ✖️デメリット
  ・プラスチック製の為、耐久性が低い
  ・違和感が強く出やすい
  ・熱伝導率に劣る
  ・歯にかかる金具が目立つなど、審美性に劣る

・自費の入れ歯のメリット・デメリット
 ◎メリット
  ・審美性に優れる
  ・精密な型取り、素材が異なる為、違和感などが少ない自分にあったものが作成できる
  ・熱伝導率に優れる
  ・耐久性に優れる
 ✖️デメリット
  ・費用が高い価格になる
  ・保険のものより工程が多い為、作成期間がやや長くなる

保険の入れ歯と自費の入れ歯では「費用」や「見た目」、「使い心地」など大きく異なります。
それぞれにメリット・デメリットはある為、何に重点を置いて作成するかをじっくり考えなければなりません。

日常生活で食事や会話など、必要なものを手助けする上で、ご自身に合った入れ歯を入れることはとても大切なことです。
入れ歯の作成や修理などでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。


毎日のブラッシング頑張ってますか?

20190612
こんにちは、藤本歯科の藤本です。

毎日のブラッシング頑張ってますか?しっかり磨けている人は約2割と少ないです。

歯みがきの意識と現実には大きなギャップがあり、その要因には、ブラッシング方法が間違っている、自身の口腔内の状態に適したケアができてない、磨き方によって効果的に歯垢を落とせていないなどが挙げられます。

歯垢が残りやすいポイントを鏡でチェックして、磨き残しが無いかを確認し丁寧にケアしてください。歯垢が残りやすい所として、奥歯の噛み合わせの部分・歯と歯茎の境目歯並びが悪いところがあげられます。

歯間や歯並びが悪い所など、歯ブラシが届きにくいところについた歯垢を落とすには、デンタルフロスやスペースブラシと言った補助用具を習慣的に活用するのがおすすめです。

デンタルフロスは歯間の歯垢を効果的に落とすことができ、スペースブラシは磨き残しが気になるところにピンポイントで毛先が届く優れたアイテムです。
フッ素を配合した歯みがき剤や、むし歯リスクが高まる就寝中の細菌の増殖を抑えるデンタルリンスなどを、日々のセルフケアに活用するのも良い方法です。

適切なセルフケアは、歯並びやお口の状態によって人それぞれ異なります。
歯科医院での指導に基づいた自分に合った歯みがき習慣で、大切な歯を守りましょう。

※歯垢とは、歯の表面に付着して増殖する細菌の塊です。
1mgの歯垢には1億を超える細菌がいるといわれ、むし歯や口臭、歯周病などの原因となります。


歯周病と認知症

こんにちは藤本歯科の山口です。
歯を失う原因の第1位は歯周病なのはご存知でしょうか?現在8020の達成者は51.2%と初めて50%を超えました。つまり80歳で20本の歯がある方は2人に1人となった事になります。しかしながらまだ全体の50%です。そして近年話題になっているのが口腔内の影響で誤嚥性肺炎や認知症のリスクが上がるという事がわかってきました。特に認知症は歯の喪失による咀嚼障害による脳血流量の低下も影響していると言われています。また口腔内の定期検診に通うことで健康増進が図られ、結果として医療費が削減されるという国の統計結果も出ております。健康はまずお口の中からですね!


高齢者の入れ歯の手入れはどのようにする?

部分入れ歯を実際に入れる手順としては、
型取りした歯型をもとに、
歯科技工所が1~2週間ほどかけて、入れ歯を作製します。
歯科医院で実際に患者が部分入れ歯を装着し、
付け具合など微調整していきます。
部分入れ歯ではなく、
両隣の歯を土台に人工の歯を固定する「ブリッジ」を装着する選択肢もありますが、
土台となる両側の歯を削る必要があるので、
まずは費用の安い部分入れ歯を試してみるのも一つの考えです。
部分入れ歯を使う際の注意点としては、清潔さを保つのが何より大切です。
取り外してブラッシングする際は、
通常の歯ブラシではなく、入れ歯用ブラシを使うことが大切です。
注意したいのは、一般的なチューブ入り歯磨き剤は使わないことです。
研磨剤が入っていて、入れ歯の樹脂部分に細かい傷を付け、臭いや雑菌の温床になる恐れがあります。
入れ歯専用の歯磨き剤を使うか、流水でブラッシングしましょう。
就寝時には外して清潔な水に漬け、除菌消臭効果のある漬け置きタイプの洗浄剤を使うのもおすすめです。


いずれ抜ける乳歯もオーラルケアは大切です!

2019_03

こんにちは、藤本歯科の藤本です。

オーラルケアの大切さについてお話しします。

乳歯は20本です、産まれてから半年ほどで最初の歯が生え始めます。
乳歯の下には歯胚(永久歯のたまご)が待機していて、12歳くらいでほぼ全てが永久歯に交換します。大人の歯は28本(親知らずを除いて)です。

いずれ抜ける乳歯でも、虫歯予防は大切です。永久歯に交換するまでは使うのでケアは必要です。
虫歯の原因はミュータンス菌などの細菌で、ミュータンス菌は1歳半ぐらいで口腔内にすみつくと言われています。砂糖を好み、食べ物の残りなどを餌として、増えてきます。
通常は一時的に口腔内に入ってきても唾液と共に流されていきますが、砂糖や食べ物の残り、菌がすみやすいと思うと定着してしまいます。

プラークが歯の表面に付着すると8時間から48時間ほどで成長します。
付着力が強く口をゆすぐ程度では落ちませんので歯ブラシや補助器具などで落とす必要があります。

歯の表面を覆うエナメル質は体の中でもっとも硬いですが、酸に弱く口腔内のPHが下がるとミネラルが溶け出し、歯が溶け始めます。これを脱灰といい、初期虫歯の状態です。ただし時間が経つと唾液の働き(緩衝能)により口腔内のPHをコントロールしてくれます。溶け出したミネラルは再び歯の表面に取り込まれ、これを再石灰化といいます。脱灰と再石灰化は食べるたびに繰り返されます。
その為食事の回数が増えるほど虫歯になるリスクが高くなりますので、食後のケアは大切になりますよね。

人には水分が必要で、特に成長期の子供には必要です。しかしジュースなどの糖質の入っている飲料水を習慣的に飲むと、糖質過剰になる恐れがあります。オレンジジュースやスポーツ飲料水などPHの低い酸性の飲み物は、エナメル質を溶かしてしまう危険性があり、虫歯を重症化させる可能性があります。
赤ちゃんの場合でも哺乳瓶でジュース飲みながら寝てしまったり、小学生のお子さんでも、スポーツをする際に水やお茶の代わりにスポーツ飲料などを頻繁に飲むことにより、酸蝕症になるリスクはけっして少なくありません。

飲んではいけないものではありませんので、飲む量やタイミングを考えて摂取する必要がありますので気をつけてくださいね。


お口のエイジングケアのお話

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今日は、お口もエイジングケアというお話です、
健康や美容に影響をもたらす、歯ぐきは肌や髪の毛と同じく年齢とともに
変化します。そんな歯ぐきを美しく健やかに保つ秘訣の一つとして、だ液の力に注目しています。

年齢を重ねても美しくあるために、肌や髪を念入りにお手入れすることはあっても、歯ぐきのエイジングケアについて考えている人は少いのではないでしょうか。実は、歯ぐきの構造は肌とよく似ていて、内側はコラーゲンで満たされた結合組織、外側はターンオーバーが盛んな上皮組織です。そのため、肌と同じように加齢する影響を受けやすい箇所。歯ぐきの細胞の活性が低下すると、「やせる」などのおとろえが見え始めます。
また年齢とともに免疫力が低下し、細菌などへの抵抗力がおとろえることも、歯ぐきの健康が脅かされる原因となります。
歯ぐきがおとろえてくると、上皮組織の歯ぐきの細胞同士の結合がゆるんでしまうことから、細胞間に歯周病原因子が入りやすい状態になってしまいます。
歯ぐきと周辺組織に炎症が起きる歯周病は、自覚症状が少ないまま進行し、最悪の場合には歯を失うこともある恐ろしい病気です。予防するには、健康で抵抗力の高い歯ぐきを維持することが不可欠です。適切なエイジングケアを習慣にして、魅力的な口元を保ちましょう。

お口のエイジングケアに力を発揮するものの一つが「唾液」です。消化を助け、口の中を清潔にする働きがある唾液は、むし歯や歯周病の予防、老化防止などにも役立つと言われています。また侵入してきた細菌を退治したり増殖を抑えたりする効果も知られていて、唾液中のムチンという粘り気のある成分は、細菌を凝集(一箇所に集めること)させて口の中から排出する作用を持っています。
唾液は、噛むという刺激が脳に伝わることで分泌されます。飲酒や喫煙なども唾液の分泌量を減らす一因です。唾液が減ると、むし歯や歯周病になるリスクが高まる、口臭が強くなるなどのトラブルにつながる恐れがあります。
お口と体の健康に深い関わりをもつ唾液をたくさん出す秘訣は、よく噛むこと。併せて、唾液線がある場所をマッサージすることも効果的です。
さらに、毎日のブラッシングで歯ぐきを優しくマッサージすることも、お口の健康そして美容維持に役立ちます。


歯科で行う口腔清掃

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歯周病の治療の最初に行われる処置がスケーリング、ルートプレーニングです。
ブラッシングが患者さんが行う口腔清掃なら、歯科医院で行う清掃がこのことです。
プラークと歯石の除去を行っているのは、スケーリングという作業です。
ルートプレーニングは歯茎の下のセメント質の部分のお掃除です。このセメント質は歯周ポケットの細菌に感染し、その部分が柔らかくなっています。放置しておくとプラークや歯石が沈着しやすくなります。軟化したセメント質を除去し、歯根面を硬く平らに整形する処置することで、歯石が沈着しにくくなり、なおかつ知覚過敏も起こりにくくしてあげることをルートプレーニングという作業です。

スケーリングは、歯茎の上の目に見える表面に対して行います。機械的に振動する超音波スケーラーで付着したプラークや歯石を削り取っていきます。
歯茎の炎症がひどかったり退縮が進んでいる場合は1度に歯石を除去すると知覚過敏の原因になる可能性があるので何回かに分けてスケーリングを行い、刺激を与えないようにします。
歯肉の内側の歯石を除去するには、機械的ではなくスケーラーと呼ばれる物で、手先の技術で削り取ります。この時、痛みがともなう可能性が高いので、麻酔を使用して行うことが多いです。

ルートプレーニングは、軟化したセメント質の排除と表面を平滑にする作業なので、歯茎の下の処置で麻酔をします。この時も機械的ではなく手先の技術で行います。1度にいろんな場所を行うことはありません。順番に少しずつの作業になります。

歯科では患者さんによるブラッシングではどうしても取り残してしまうプラークによってできた歯石を除去することで歯周病や虫歯の予防を行っています。


歯が痛くなくなっても治ったと思わないで‼️

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今まで違和感があったものの、痛くもないので放置していたところ急に冷たいものや温かいものを食べたり飲んだりすると、歯が沁みるようになってきたので「今度こそ歯医者に行こう」と思いながらも、忙しさを理由にまた放置…。
しばらくして「あれっ?気付けば痛みがなくなってきたような……。もしかして、これって虫歯が自然に治った?もう歯科には行かなくても大丈夫?」
そんな経験はありませんか?
これは虫歯が治ったのではなく、痛みを感じる歯髄(歯の神経)が虫歯菌に侵され、死んでしまったからなんです。
虫歯で歯が沁みるのは、虫歯が歯の一番外側のエナメル質からその内側の象牙質に達しているサインです。
象牙質はエナメル質と比較してやわらかく、象牙細管(ぞうげさいかん)という細い管が歯髄に向かって無数に走っています。
冷たいものや温かいものを食べたとき、あるいは歯みがきや冷たい風などがあたったときの刺激が象牙質から象牙細管に伝わると、歯髄を刺激します。
これが最初に感じる痛みです。
さらに虫歯は象牙質から歯髄を直接侵します。
歯髄が虫歯菌に侵されると、何もしなくてもズキズキと痛みを感じるようになります。
そしてこれを放置し、虫歯がさらに進行すると歯髄が死んでボロボロになってしまいます。
そうすると歯髄は神経としての機能を働かせることができなくなるため、痛み自体を感じなくなってしまうというわけです。
しかし、痛みが消えている間も虫歯菌は水面下で増殖を続け、組織を侵食しています。
数カ月あるいは年単位という時間をかけて、歯髄の先にある歯の根の先端までじわじわと進み、その先にある骨(歯槽骨)にまで進んでいきます。
骨は虫歯菌に溶かされて、そこに炎症によって生じた膿(うみ)がたまります。
これを「根尖(こんせん)病巣」といいます。
膿は出口がないので袋状にどんどんたまり、周囲の骨や組織を圧迫します。骨には神経があるため、圧迫されると骨折をしたときと同じような激烈な痛みを感じます。
膿の袋はどんどん大きくなり、ひどくなると顎がおたふくのように大きく腫れてしまいます。
さすがにこんな状態になると慌てて歯科に駆け込む方がほとんどです。
このような状態の時は、まずは歯茎を切開して膿を出します。
根尖病変からは、まれに敗血症を発症することもあります。
敗血症とは細菌やウイルスなどの病原菌が血液から全身に入り込み、炎症を起こす結果、命を脅かすような臓器障害を起こすものをいいますが、急速に多臓器不全が進み、死に至るケースもあります。
敗血症の感染ルートは多様で、明らかな原因がわからない場合も多いのですが、虫歯を放置したことがきっかけで敗血症から死に至ったケースも報告されています。
歯が感染の温床となるのは、身体の外側と内側の境界を貫いている唯一の臓器だからです。
全身でみると、皮膚に切り傷などができない限り身体の内側に菌が侵入する入り口はないですが、歯と歯茎の間にある歯根膜の血管は歯の奥から身体の内側へと繋がっています。
歯髄には細い血管が通っており、この血管も歯の根から骨、さらに全身の太い血管へと繋がっています。
口の中は細菌だらけなので、虫歯がひどくなったり歯周病で歯茎が傷ついたりすると、破れた血管から増殖した細菌が身体の中に入り、全身をまわる可能性があるのです。
身体が健康であれば、このようなことになっても大事には至りませんが、抵抗力が落ちているときに細菌が大量に侵入すると、身体が細菌に負けてしまい、病気を発症するリスクが高くなります。
実際に歯周病菌が原因となって発症したり、悪化したりする病気の存在が明らかになっています。
重症の歯周病の人は、血液検査をすると炎症反応を示す白血球の数値が高く出ます。
身体にこれといった病気が見当たらないのに、血液検査で白血球の数値が高く出た場合は、歯周病を疑うべきと言われています。
このように、歯の感染症は軽視すると大変危険です!

痛いけど我慢するのではなく、痛みは身体の危険信号ととらえ、早めに歯科にかかってくださいね。