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よくある質問

患者さんからよくある質問で、“歯ブラシと電動歯ブラシはどちらがいいですか?”と言う問いがあります。

まず、聞かれた方に対してどちらが使い慣れてるか確認してからお話させて頂いてます。
正しい当て方ができてなければ電動歯ブラシでも普通の歯ブラシでも汚れは取れません。

二つともそれぞれ当て方が違いますので、新しく電動ブラシを使い始めたいと思ってる方は歯医者で適切な指導を受けられるといいですよ♪

歯ブラシはゴシゴシ動かすのに対して、電動歯ブラシは一箇所に30秒程置いて少しずつずらしていく動かし方です。
電動歯ブラシを素早く動かすのはあまり適切ではないので注意が必要です。

近年では電動歯ブラシ自体の機能が向上してるので正しい当て方ができれば手磨きよりも清掃効率が上がるでしょう。

使い始めはこそばゆい感覚がありますが徐々に慣れてきます。
電動歯ブラシを買ったけど使い方がわからない方は気軽に聞いてくださいね♪

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寝ている間

一日の内で、一番お口が乾燥するのは寝ている間です。

子供さんは唾液が多いですが、成人してからは年を重ねるごとに唾液の分泌が減ります。

唾が減ることでお口が乾き雑菌が増えやすくなってしまいます。
そうなると影響が出るのが歯周病です!

歯周病は歯を支えてる骨を溶かす病気です。
しかも自覚症状がない内に進行してしまいやすいです。

自分では見えない歯の裏側や歯と歯の間に汚れが隠れてる場合が多いです。
お口の乾燥が気になる方は、寝る前に洗口液などでお口をゆすいでから寝るといいですよ!

痛くなくても一度、定期検診を受けられると安心ですよ♪

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ラジオ放送

  • 1)FM さかい
  • 2)FM さかい

FM さかい

当院では、月に一回FMさかいから歯に関する情報をお届けしております^ – ^

5月はホワイト二ングについてですが、
Q&A 方式で私達の質問を先生がわかりやすく説明します^ – ^

結婚式を控えている、新郎、新婦さんへ
耳寄りな情報も…!ぜひお聴きください。

毎週日曜日 11:00〜 FMさかい89.0

FM さかい

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昨日は2月分のラジオの収録に行ってきました^o^
今回は、お口のお悩みなどよく患者さんから質問を受ける症状について、先生がわかりやすく答えています(^-^)

放送は毎週日曜日、午前11:00〜からFMさかい89.0でオンエアしています(^-^)
(放送地域は堺市東区、中区、美原区、狭山市)


FMさかい

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昨日は2月分のラジオの収録に行ってきました^o^
今回は、お口のお悩みなどよく患者さんから質問を受ける症状について、先生がわかりやすく答えています(^-^)

放送は毎週日曜日、午前11:00〜からFMさかい89.0でオンエアしています(^-^)
(放送地域は堺市東区、中区、美原区、狭山市)


歯の神経を取ったのに…

たしか歯の神経を取る処置をしたはずなのに、な~んか痛い。どーして(。•﹏•。)?
同じ悩みを抱え、不安になられてる方はいらっしゃいませんか?

・冷たいものや温かいものは沁みることがないのに、噛むと痛む
・歯の根っこ付近にあたる歯茎に、ぷくっと出来物のようなふくらみがある
・歯が重いように感じる

これらは神経を取った後、歯が痛くなる場合の典型的な症状です。
噛むと少し痛むというのは最も多い初期症状です。
状態が悪化すると、何もしなくても痛くなります。

では、原因は何なのでしょうか…
歯周病や噛み合わせに問題が無い場合、次のようなことが考えられます。

・過去の治療で、神経や細菌が完全に取りきれていなかった
・治療の刺激による一時的なもの
・歯の根っこがひび割れていた            etc…

神経や細菌が残っている場合は、根っこの先に膿が溜まり、神経を取った歯は水分が無くなりドライフラワーのようにパリパリになるので脆く、割れやすくなります。

このような状態を防ぐためにも神経を取らずに済むよう、小さい虫歯のうちに治療することがとても大切です ♡*.゚


生活歯と失活歯

生きてる歯を生活歯(せいかつし)といいます。
歯には、神経があるので痛みを感じます。

痛いのは歯が生きてる証拠ですが、虫歯が深かったり、神経に炎症が起きた場合などは止むを得ず神経を取る処置をします。

神経を取ると、言い方は悪いですが死んだ歯となります。
それを失活歯(しっかつし)といいます。

失活歯のまま放置しておくと、歯の色が変色してきます。
グレーがかったような濁った色になります。
根っこの中で死んでしまった神経をきちんと取らないと根っこの周りにまで炎症が広がる場合もあります。

生きてる歯と死んでる歯では、歯自体の強さも違います。
単純に例えると、生きてる木と枯れ木ぐらい違います。

なので、根っこの中をキレイにしたあとは代わりに硬い薬を詰めて土台を立てて被せてあげる必要があります。

そうすることで、根っこが折れてしまうリスクを下げることができます。
ただし、あまりにも硬い食べ物などを勢いまかせに噛むことは避けましょう。

健康な歯でなんでも食べれる様にお口のケアを心がけてくださいね♪

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抜髄(歯の神経を取る処置)

虫歯が痛くないからと言って放っておくと、最初は小さな虫歯でも気づかないうちに痛みを引き起こす程の大きな虫歯になってしまいます。

深い虫歯の場合、神経の部屋まで虫歯が進んでる場合は神経を保護することができず、神経を取るしか方法がなくなる時があります。

もちろん、生きてる神経を取るのには麻酔が必要です。

虫歯になった部分を取り除いて神経を針(ファイル)のような器具で取ります。

ある程度、神経が入っていた根っこの中の側面もやすりをかける様にこすり取ります。

神経を取ると中が空っぽになるので、数回消毒の薬を交換します。
期間は一週間ごとに根っこの中の状態を見ながら行います。

神経を取ったばかりの歯自体は痛みを感じませんが、歯の根っこを支えてる周りの組織は痛みを感じるので、麻酔が切れてからも炎症の程度により痛みが出ます。

生きてる神経を取った日は薬が処方されるので、なるべく反対側で噛む様に心がけてください。
処置後、ムリに噛まないことが大切です。

治療した刺激は多少なりともあるので、虫歯治療後はなんでも食べれると思って硬い物を噛んだりするのは避けましょう。

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麻酔が効かなーい!!

『過去に麻酔が効かなくて大変苦労した』という方はいらっしゃいませんか?
いろいろな原因により効きにくいことがあります。

・炎症が強い
・歯の周囲に膿が溜まっている
・下の奥歯辺りに麻酔をする

上記が主に効きにくい原因です。
炎症は強ければ強いほど効きにくく、膿は麻酔の効果を弱めてしまいます。 また下の奥歯が生えている周りの骨は他の部分より固く、密度が高いため麻酔液が浸透しにくいので、結果なかなか効かないというわけです。
そのような時は麻酔液の量を増やして様子をみたり、それでも効きそうになければ投薬を行い後日改めて治療を行ったりします。

ところで同じ麻酔でも「効きやすい場所」「効きにくい場所」があるのをご存じですか?
これは歯を支えている「骨の硬さ・密度」によるものなのです!
同じ上あご・下あごでも場所によって効き方が違います(●^o^●)d
上の歯や下の前歯周辺の骨は比較的薄く、下の奥歯は分厚いので麻酔液が浸透しにくいのです。
よって、一般的に上の前歯>上の奥歯>下の前歯>下の奥歯の順で麻酔が効きやすくなっています。

虫歯など酷くなる前に治療を行えば麻酔が効きにくいことはありません。
非常に稀ではありますが、体質的に上の前歯でも麻酔が効きにくく、すぐに効果が切れてしまう方もいらっしゃいますので、その時はすぐに教えてくださいね(*^^*)
しかし多くは痛みを限界まで我慢してしまった場合に起こるので、定期的に健診を受けたり「何かおかしいな?」と思ったらすぐに受診するようにして下さい!
そうすれば治療も短期間で済みますよ(*^^)v♬


あまりしたくない麻酔…

そもそも麻酔をしなければならない状況とは?
・詰め物や被せ物を作るために歯を削る時(歯の神経が残っている場合)
・何らかの理由で歯の神経を取り除かなければならない時
・歯を抜く時
・インプラント手術 etc…
歯科で麻酔を使うことは珍しくありません。

次に麻酔の順序と仕組みについてをお話します!
まず最初に表面麻酔を行います。
麻酔薬を歯茎や粘膜に塗布し、表面をしびれさせます。
この後の注射針を刺す時のチクッとする痛みを軽減させるためです。
次に浸潤麻酔もしくは伝達麻酔を行います。
前者は表面がしびれてきたらその部分から麻酔液を注入し、少しずつ浸み込ませていきます。
骨には無数の穴が空いており、歯茎や粘膜から浸透した麻酔液はその穴によって骨の内部まで浸み込み、そして歯の根っこの先端部分から麻酔液が入り、歯の神経に到達します。
後者は治療あるいは手術する部分に分布している神経の元を麻酔する方法です。
浸潤麻酔と比べて広範囲に効果が得られ、炎症があっても麻酔を行えるので親知らずの抜歯や多数歯の
治療に用いられますが浸潤麻酔より使用頻度は多くありません。

次回は麻酔の効き方についてお話します!!