- 1)乳酸菌で虫歯や歯周病予防
- 2)『フッ素=こどもの虫歯予防』と思い込んではいませんか?
- 3)シーラント(歯の溝の虫歯予防)
乳酸菌で虫歯や歯周病予防
こんにちは藤本歯科の山口です。
先日TVでロイテリ菌による口腔内の虫歯菌や歯周病菌の予防が取り上げられたそうで、
患者様から質問を受けました。乳酸菌によるプロバイオテクスのオーラルフレイル改善は大変興味深いですね。
当院にも広島大学二川教授が開発されたL8020乳酸菌タブレットを受付にて販売させていただいております。
是非お試しください。
『フッ素=こどもの虫歯予防』と思い込んではいませんか?
フッ素は大人にも虫歯予防効果を発揮します!!
フッ素【F】は人間の身体(特に歯や骨)を丈夫にする有益元素です。
化合力が強く、土・水・草・木、いろいろな動物、人間の身体にも含まれており、私たち人間は、毎日の飲食からフッ素を取り入れています。
歯に対するフッ素の作用は
1)酸に対して強い歯を作る
2)歯からとけ出したカルシウムやリンなどのミネラルを歯に戻す(再石灰化)
3)細菌が酸を作りにくくする
の3つです。
成人で1日に必要なフッ素量は3~4㎎とされていますが、実際は0.5㎎程度しか摂取できていません。
これでは充分に虫歯を予防することができません。
何らかのかたちで補う必要があります。
その方法の1つがフッ素配合歯みがき粉を使うことです。
次回はそれについて詳しくお話しますね♪
シーラント(歯の溝の虫歯予防)
当院では、お子さんの虫歯予防のため6才臼歯(6才頃に生える大人の歯)の溝を予防として埋める処置を行っています。
シーラントとは、簡単に言うと虫歯になる前の健康な歯を削らずに、奥歯の噛みあわせの部分にプラスチックを埋め込んで、その部分を虫歯予防しようという方法です。
もし、虫歯になってしまい、その虫歯が深いと保険内では銀の詰め物の処置になりますので、虫歯になる前に健康な歯をシーラントをすることで汚れが入り込む心配が少ないです。
ただ、シーラントをしたからといって虫歯にならないわけではないので、定期健診でフッ素を塗ることによりお口全体の虫歯の予防が効果的です。
一番大切なのは毎日の歯磨きなので、お子さんが小さいうちはお母さんの仕上げ磨きが重要です。