こんにちは。
南海本線湊駅から徒歩5分、阪堺線 東湊駅・御陵前駅から徒歩8分の歯医者
藤本歯科医院です。
今日は歯茎・顔の腫れの原因と対処法についてです。
目次:
1. 歯茎が腫れる原因とは?
2. 腫れや痛みがある場合は放置しない
3. 歯肉炎を治すにはどうすればいい?
4. 歯茎から膿が出てくる
ー急性化濃性炎症とは?
ー炎症のタイプ
ー症状
5. 炎症を予防するにはどうすればいい?
6. まとめ
1.歯茎が腫れる原因とは?
歯茎の腫れの原因は、磨き残しです。
磨き残しによって取り除かれることのなくなったプラーク(歯垢)に含まれる歯周病の原因となる細菌が口腔内で繁殖し、歯周組織を攻撃します。
プラークは歯茎の表面に取り付いて炎症を引き起こします。
この炎症反応によって歯茎が赤く腫れるのが歯肉炎です。
「歯が痛い」、「歯茎が腫れている」と気づいたら、
体のSOSを見逃さずに、早めに医師の診察を受けてください。
2.腫れや痛みがある場合は放置しない
歯茎の状態は、口腔内の健康状態を示すバロメーターです。
何の原因もなく、歯茎が腫れることはありません。
「歯が痛くなってから」と思いながら放置していると
虫歯や歯周病はどんどん進行してしまいます。
特に歯周病は痛みがないことがほとんどなので、知らないうちに症状が悪化している方も
多く見受けられます。
だからこそ腫れが気になった場合は、歯周病の初期症状としてきちんとケアをすることが大切です。
痛みがなく一時的に腫れてすぐに治まるからといって、腫れを放置することはおすすめできません。稀ではありますが、腫瘍ができていて腫れることもあり、早急な治療が必要なケースもあります。
3.歯肉炎を治すにはどうすればいい?
初期の歯肉炎は原因であるプラークを取り除くと健康な状態に回復します。
しかし、炎症を放置してしまうと、
骨が減り、歯茎が下がり、歯が長くなったように見え、土台が弱くなって
歯がグラグラするまで進行してしまった歯周病は、自宅での歯磨きだけでは
食い止められません。
そうなった場合は、一刻も早く歯医者で処置してもらう必要があります。
早ければ早いほど抜歯しなくてすみます。
歯を守る為には定期的な健診で、歯周病の早期発見、早期治療をすることが大切です。
4.歯茎から膿が出てくる
歯周病で歯周ポケットから膿が出てくるまで症状が進行したときは、急性化膿性炎症
(きゅうせいかのうせいえんしょう)が起こっています。
急性化濃性炎症とは?:
この炎症は免疫細胞と細菌と戦って、その死骸が膿となって病巣(原因となっている箇所)から染み出てきます。
炎症のタイプ:
この炎症は2つのタイプがあります。
1つ目は、病巣の周囲のみで炎症を引き起こすもの。
2つ目は、膿が顎の周囲に拡大し、炎症を引き起こすものがあります。
症状:
症状としては、
炎症と膿により、発症部分がパンパンに腫れ上がり、内部の圧力が上昇して
激しい痛みが起こります。
この炎症により、免疫力や肉体のコンディションによっては顎や頬に腫れが
広がってしまうのです。
5.炎症を予防するにはどうすればいい?
まず、急性化膿性炎症を起こさない為にも、
・自宅での丁寧なブラッシング
・定期的な健診
でお口の健康を保つようにしましょう!
歯周病の原因になる歯石をそのままにしておくと口臭の原因にもなります。
定期的に歯医者で歯石を除去してもらうことも予防の一つです。
もし、急性化膿性炎症をおこしている場合は、
膿のたまっている部分を切開し、膿を取り出す治療を行います。
6.まとめ
歯茎の痛みは繰り返すものが多く、時間がたつと痛みが引いてしまうものもあります。
ただ原因が改善されなければより悪化してしまいます。
我慢するよりも、早期に歯医者で治療をしたほうが歯を守ることができます。
ご予約は
0120-469-249
詳しい治療内容や期間・費用などご相談ください。
緊急性のある方はその旨をお問い合わせ時にお伝えください。