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ちょっとすごいよ音波ブラシ

音波ブラシ?と聞きなれない方もいらっしゃるかも知れませんが、電動歯ブラシのことです。

電動歯ブラシには2種類あります。音波ブラシと超音波ブラシです。
一般的に、音波ブラシの方がよくコマーシャルで目にする方です。

当院では、フィリップス社のソニッケアーを扱っています。近年、グンと性能も良くなっています。
軽くて持ちやすく手に振動が伝わりにくいです。価格帯は様々ですが平均10000~20000円辺りです。

「良いと言ってるから、買おうかな?」と、思われる方もまずはメリット・デメリットを知りましょう。
デメリットと言っても商品に欠点があるわけではなく、購入後使い始めはこそばゆい感覚が大きいです。
音波ブラシの起こす微細な振動が歯茎に当たることで感じます。よって、使うことで感覚に慣れることが必要です。
振動に驚かれて使うのをあきらめてしまう方も、実際いらっしゃるので、ポイントとして奥歯の噛む面から磨き始めてください。
使い始めは、直接歯茎に当てずに少しずつ範囲を広げていくようにしてください。

手磨きの6倍の歯垢除去力があると言われている音波ブラシを使うことで、虫歯のリスクを下げることができます。
ただ、ふつうの歯磨きの仕方と違ってシャカシャカ動かさないでください。音波ブラシは、歯並びに沿って当てがって少しずつずらす様に磨いてください。
音波ブラシに興味がある方は、一度歯科衛生士にご相談ください。歯磨きのプロですから、小さなお悩みや疑問にお答えできると思います。


キシリトールと歯に良い食べ物

1)キシリトール

2)歯に良い食べ物

キシリトール

キシリトールは天然素材の甘味料で、シラカバやカシを原料におもにフィンランドで生産されています。
身近なところでは、イチゴやラズベリー等の果物やレタス、ホウレンソウ、カリフラワー等の野菜などに含まれています。
口腔内での作用ではう蝕抑制効果が上げられます。
キシリトールの摂取を続ければプラーク形成が約50%抑えられる。
また唾液分泌が促進され口腔内の防御機構の活性が高まります。
キシリトールガムで、50%以上キシリトール含有のものがう蝕予防に効果があるとされています。

キシリトールガムを上手に取り入れて虫歯のない歯を目指しましょう!

歯に良い食べ物

カルシウム、ビタミンA、ビタミンCを含む食品は歯を強くしてくれる食品です。

カルシウムは、魚介類、海藻類、牛乳、乳製品のチーズ、ヨーグルトなどです。

ビタミンAは、にんじん、パセリ、海苔、ワカメなどです。
ビタミンAは歯のエナメル質を強化します。

ビタミンCは、パセリ、ピーマン、ケールなどで、オレンジやみかんなどの柑橘類もビタミンCは多いですが、食べ過ぎると歯のエナメル質をやわらかくしてしまうので、気を付けてください。

歯に良い物を食べて、食べた後はしっかり歯磨きしてくださいね。


硬い歯ブラシは、いいの?

先日、患者さまにこんなご質問をいただきました。
「わたし、硬い歯ブラシを使ってるんですけどいいですか?」と、聞かれました。

答えはYesです。

歯ブラシの毛の硬さはお好みに合わせて使用していただいて良いです。
ただ、気をつけたい点が2点あります。

①指を添えて歯ブラシを押し付けないこと
②ゴシゴシ大きく磨かないこと

あまり硬い歯ブラシで歯の際を磨いてしまうと、回数を重ねるうちに歯が削れてしまうことがあります。
それに伴い、歯茎に傷がつき、歯茎がやせてしまいます。
症状としては、知覚過敏になることもあります。

これからの時期は、冷たい飲み物を飲まれる機会が増えてきます。
歯磨きのあと、うがいをして歯茎がヒリヒリとしみる感覚があればそれは傷がついている可能性があります。
毛の硬さが硬めであれば、磨く力加減に気をつけてみてくださいね。


歯磨きについて

  • 歯磨剤
  • ハミガキ粉の発泡剤
  • 歯磨きし過ぎにご用心!

歯磨剤

よく患者様に「歯磨き粉はどれがいいですか?」と質問されます。

その時に「歯磨きの基本は、歯ブラシで磨くことで、歯磨き粉は補助的なのもでつけずに磨いていただいても問題ありません。」とお答えします。

もちろん、食べ物、飲み物による着色を取るために歯磨剤に含まれる研磨剤で取り除いていただいたり、フッ素入りの歯磨剤で虫歯予防。
歯周病の薬用効果があるもので歯茎のマッサージをしていただくことはいいことです!

しかし、これらの効果はきちんと汚れが取り除くことができていてこその効果です。
まず何もつけずに歯をきちんと磨いてから、歯磨剤を少しだけつけて2度磨きすることをお勧めします!

ハミガキ粉の発泡剤

発泡剤とはその名の通り、ハミガキ粉を泡立たせる成分で、汚れを落とす働きを持っています。

お口の中が泡だらけになると、少し磨いただけなのに、ちゃんと歯を磨いた気分になってしまうことがあるので、発泡剤が少量、もしくは入っていない歯磨き粉を使って歯を磨いてみてはいかがでしょうか?

成分など詳しく調べてみると身体に良くない成分が含まれている商品が存在します。毎日お口に入れるものだから、身体に優しいものを選んで、健康な毎日を送りましょう。

歯磨きし過ぎにご用心!

朝、晩は冷える日もありますが、気温が下がり、水温も低くなると気になるのが知覚過敏です。

歯磨きの仕方によっては、歯茎を傷つけ歯茎が下がる原因になる可能性があります。

《歯茎がやせる磨き方》
・力強くゴシゴシ大きく歯磨く。
・毛が硬いブラシを使用。
・顆粒入りの歯磨き粉を使用。(1回の使用量が多い)

歯磨きをした後、お口の中がヒリヒリ感じることはありませんか?
思い当たるなら、歯茎が傷ついてる可能性があるので、改めて自分の磨き方が正しいやり方か、そうでないのなら改善が必要です。

すでに、冷たい水がしみる症状がある方は、知覚過敏対処の治療があるので受診してくださいね。
その際、ご自身の磨き方が正しいか気になる方は、衛生士にお聞きください。


フッ素を使っていても虫歯になる?

ほとんどの歯磨き粉には、“フッ化ナトリウム”いわゆる“フッ素”が含まれています。

『うちの子は、フッ素入りの歯磨き粉を使っているし、キシリトール入りのガムを噛ませているので虫歯にならないわ。』
と、思われてませんか?

せっかくフッ素やキシリトールを使っていても、歯磨きで、きちんと歯垢を落とせているかが重要です。
歯垢や食べカスが残っているのに、フッ素の上塗りをしても効果が十分に得られません。

改めて、フッ素の効果について簡単に言うと、“酸の影響で弱っている歯にカルシウムを取り入れる”効果があります。
歯の表面(主に、歯と歯茎の境目)の磨き残した歯垢によって、初期虫歯になってしまった歯をフッ素の“力”で元の歯に近い状態に戻すことができます。キシリトールでも同じ効果が得られます。

あくまでも、フッ素やキシリトールに頼りすぎずに、“磨き残しによる初期虫歯の進行予防”と思って有効に活用して頂きたいと思います。


味覚障害の可能性がある?

みなさん、歯磨きは毎日されてると思いますが、“舌” はどうでしょうか?
舌を磨くことで味覚障害の予防になることを知っていましたか?

まず、歯には歯垢が付きますが、それと同じで舌にも舌苔(ぜったい)という汚れが付きます。
主に食べカスや死んだ細菌やタンパク質などです。

舌苔は口臭の原因の一つとなるだけではなく、ひどい時には味覚の低下や味覚障害の可能性があります。
鏡の前であっかんべをするように少し舌を突き出して確認してみてください。
あなたの舌は、ピンク(赤)ですか?それとも、白(薄い黄色)ですか?

白く見えているのが、舌苔です。
健康な舌をよく見ると表面がプツプツしてるのがわかります、その中に味蕾(みらい)という味を感じる部分があります。
味蕾が、舌苔で覆われてしまうと、通常のきれいな舌の状態より感覚が鈍くなります。

いつもきれいな舌でいるためにも、舌磨きは大切ですが、気をつけないと逆に味覚障害のリスクを上げてしまいます。
舌磨き専用もブラシもありますが、今お使いのブラシでも簡単にケアが可能です。
注意が必要なのが、力加減です。
毛先を軽く舌の上に当てて舌苔を落としましょう。
白い汚れを全て落とす必要はありません。やりすぎは禁物です。

裏ワザとして、フルーツの力によって舌をキレイにすることができます!
キウイフルーツには、アクチニジンというタンパク質を分解する成分が豊富に含まれており、舌苔をキレイにできます。
他に、パイナップル、パパイヤ、いちじく、メロンなどがあります。
食べ過ぎると、舌がヒリヒリしてくるのはフルーツの成分が作用していたからなんですね。

健康な舌で、日々の食事をおいしく感じて食べましょうね♪


歯ぎしりで歯茎がやせる!?

夜、眠っている時は無意識の内に歯ぎしりをしていることがあります。
寝ている間のことなので自覚できない方がほとんどです。
家族からの指摘や、歯科の受診時に咬耗(こうもう)と言って、歯の擦り減りを指摘されないとわかりません。

しっかり噛むことができるのは歯があってこそですが、その歯の根っこを支えているのが歯槽骨(しそうこつ)と言うものです。
平たく言うと、歯茎の下の“骨”です。

歯ぎしりによる過大な力は、骨がやせる原因の一つです。
骨がやせる、つまりは歯茎も下がってしまうので見た目として歯茎がやせるという結果になります。

対策としては、予防処置でナイトガード(マウスピース)を睡眠中に使用していただくことです。
歯科で、保険適応で作成が可能です。費用はおよそ7000円程です。
上の歯型をとり、上の歯に装着していただきます。

健康な歯や骨を守るためには必要になってきます。
ご家族に歯ぎしりを指摘されたことがもし、ある方は一度検討されてはいかがでしょうか?


縁の下の力持ち!!

今回は正直…患者さんにはあまり馴染みのない『歯科技工士』のことを簡単にご紹介したいと思います。

みなさんは歯科技工士って、どんな職業かご存じですか?
簡単に言えば、虫歯などで削った歯を回復するための詰め物や被せ物、抜けた歯を補うための入れ歯を作る人です。
そのほかに、正しい噛み合わせや歯並びをキレイにするための矯正装置、歯ぎしりや顎関節症治療に用いるナイトガードやスプリントと呼ばれるマウスピース、スポーツ選手が使用するスポーツマウスガード。
特殊なものでは顔面補綴物や義眼etc…「歯」以外のものも作ります。

これらは既製品がなく、ひとつひとつ全て手作りしています。
昔は全ての作業を歯科医師が行っていましたが、技術の進歩により分業となりました。

歯科医師や歯科衛生士とは違い、おもてに出てくることはありませんが、歯科技工士がいなければ歯科医療は成り立ちません。

歯科技工士の存在を知って、たまーに思い出してくださいね♪


イカスミパスタで歯が黒くなりにくい食べ合わせ!

あまり頻繁には食べないけれど、ふいに食べたくなってしまうんですよね・・・イカスミパスタ。

ただ一口食べれば途端に歯が真っ黒に!食べてる最中は極力歯を見せないようにしちゃいますよね。

ですが、食べ合わせによっては黒い色素が歯につきにくい物があります。

 

それは、オレンジジュースです。

食べる前に飲むと、歯の表面にオレンジに含まれる成分がコーティングの役割を果たしてくれるので通常よりもつきにくいです。

注意点としては、歯がキレイに清掃できてることが前提です。あらかじめ、歯垢の付着があると色が付きやすいです。

気になる方は一度お試しあれ♪

 


寝起きの口の中には…

目覚めた時口の中がべたつく

朝、目覚めた時口の中がべたつく様な感覚はありませんか?

夜、眠っている安静時は起きている時よりも唾液の量が減ります。口が渇くことにより雑菌が増えやすく口臭も感じやすくなります。

今まで、家族の方にいびきを指摘されたことはありますか?

いびきをしてる方は口呼吸のため口が渇きやすいです。では、対処法として

・空気が乾燥しない様に、加湿器をつける

・マスクをして乾燥を防ぐ

など、対策をとりましょう。

 

寝起きの口臭対策

寝起きの口臭対策をとるには?

第一に就寝前の歯磨きは必須です!

歯垢も要因の一つですが、歯磨きをサボって歯周病が進行してしまうと口臭の主な原因物質のメチルメルカプタンと硫化水素が発生してしまいます。

特徴としては、腐った玉ねぎのような匂い、腐卵臭があります。

就寝前の歯磨きで菌を減らして翌朝のお口の嫌な感じを回避しましょう♪