今回は『歯周病』と『歯槽膿漏』の関係についてお話したいとおもいます。
皆さんは、この2つの違いをご存知ですか?
実はイコールなんです‼️
歯周病の昔の名前が歯槽膿漏(正式には歯槽膿漏症)なのです。
今では歯槽膿漏のことは慢性歯周炎(中度以降の歯周病)と呼ぶようになっています。
そもそも歯周病とは、歯茎が細菌感染することによって起こる病気で、歯肉炎・歯周炎の総称です。
日本人の9割以上がかかっているといわれています。
細菌に感染すると、まず歯茎に炎症が起こります。
この状態を歯肉炎といい、痛みなどの強い自覚症状がなく、自分自身では気づかない場合が多いです。
さらに病状が進行すると、歯を支えている骨に炎症がおよび、骨が徐々に溶かされていきます。
この状態を歯周炎といい、このまま放っておくと、やがて歯を支えることができなくなり、抜けてしまいます。
歯周病は歯が抜けてしまうだけでなく、糖尿病や心筋梗塞などの全身疾患との関連性も明らかになっています。
この病気は日頃からのご自身の歯磨きに加え、定期的な歯科医院でのクリーニングで予防または改善することができます。
「痛くもないのに歯医者に行くなんて…」と億劫になるのもわかりますが、お口の中の病気は病状が進行しないとなかなか自分自身で見つけることができません。
発見が遅ければ遅いほど、より大変な治療をしなくてはいけないのです。
歯は休みなく毎日使うものです。
歯が1本失くなってしまうだけでも大変不自由です。
🍁食欲の秋🍁でもありますし、是非この機会に一度、歯科医院に足を運んでみてみてください💡