- 歯周病
- あなたは歯周病ですか?
- 歯周炎とは??
- 歯肉炎
- 歯茎だけでなく顔まで腫れて痛い
歯周病
こんにちは。藤本歯科の山口です。
先日歯周病学会に参加してきました。全身と歯周病の関係について医科の先生を含め沢山の先生方が発表されていました。最新の研究では歯周病菌の一部が腸内にまで侵入し、細菌層を変えてしまうとの事で腸内フローラの環境が破壊されるとのことでした。まだマウスによる研究ですが今後更に研究が進み腸内フローラと歯周病についても因果関係がはっきりしてくると思われます。また学会の最後に日本歯周病学会長より「京都宣言」がなされ歯周病撲滅へ向けて歯科医師が一層努力する事で国民の健康増進に貢献することが高らかに宣言されました。当院も患者さんのお口の中をしっかりケアすることで健康増進に貢献していきます。
あなたは歯周病ですか?
症状から歯周病の程度をセルフチェックできるポイントをご紹介します!
P1→初期(歯肉炎)
・歯を磨くと時々血が出る
・歯茎に赤いところがある
P2→中程度(歯肉炎)
・歯を磨くと血が出る
・歯が浮いたような感じがする
・歯茎にかゆみがある
P3→重症(歯周炎)
・歯茎が時々赤く腫れて痛む
・歯茎から血や膿が出る
・歯が長くなった気がする
・口臭が気になる、指摘される
・歯が移動して位置が変わる
・冷たいものがしみる
・噛みにくい食べ物がある
P4→末期(歯周炎)
・歯がグラグラする
・歯茎がブヨブヨしている
・歯茎から血や膿が出る
・口臭がひどい
・食べ物が噛みづらい
このような症状を一度確認してみてください!
歯周炎とは??
歯周炎とは??歯肉炎が進行し、歯を支えている骨や組織に炎症が広がった状態のことです‼️
歯周炎まで進行すると…
歯肉の発赤や腫脹はもちろん
プラーク(歯垢)や歯石の沈着が認められ
歯周ポケットが形成されます!!
歯周ポケットを触ると容易に出血し
歯肉の退縮や歯の動揺(揺れ)も認められることが多くなってきます!
歯周炎で溶けてしまった骨や組織は
元には戻らないので
しっかり予防しましょう😊✨
歯肉炎
歯茎に炎症(歯茎が赤く腫れている)を起こしているのが歯肉炎です。
歯磨きをしていて歯茎から血の出る人はいませんか?
どんなに一生懸命磨いていても歯垢は少しずつたまります。
定期的に歯科医院で掃除しましょう!
虫歯がなくても歯肉炎になると歯槽膿漏になり、ついには歯が抜けてしまうことに…。
早めの予防を!!
歯茎だけでなく顔まで腫れて痛い
歯周病が原因で顔全体が腫れることがあります。歯周病で歯周ポケットから膿が出てくるまで症状が進行したときは、急性化膿性炎症が起こっています。この炎症は免疫細胞が細菌と戦って、その死骸が膿となって病巣から染み出るものです。
この炎症は2つのタイプがあり、ひとつは病巣の歯の周囲のみで炎症を引き起こすもの。もうひとつは、膿が顎の周囲に拡大し炎症を引き起こすもの。免疫力や肉体のコンディションによっては顎や頬に腫れが広がるのです。症状としては、炎症と膿により、発症部位内がパンパンに腫れあがり、内部の圧力が上昇し、激しい痛みが起こります。この場合、膿のたまっている部分を切開し、膿を取り出します。ここまでの炎症を起こさない為にも、自宅での歯磨き、定期的に検診を受けてお口の中を健康に保ちましょう!!